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若い奥さんに見られるうつ症状は周囲の協力が大事
第59回
若い奥さんに見られるうつ症状は周囲の協力が大事
若いお母さんに見られるうつ病はなぜでしょうか。
実家で出産後、自分の家に帰った若いお母さんが、うつ症状になっているのはとても多いケースです。産褥気うつと言われていますが、ことの本質はそこにはありません。学生時代は男子と一緒にまじめに学習してきた女性でも今の教育カリキュラムでは子育てに関しては全くトレーニングを受けていません。それを、一ヶ月ほどして「自分の子供は自分で育てるべき」と実父母から離れてしまえば育児に戸惑うのは当然です。
夫が夜遅くまで仕事に没頭していて全く育児に関わらない状況で、育児書片手に若い女性がひとり奮闘しても、いずれ苦しくなります。子育ては一人でできるものではありません。夫と二人でもまだ難しい。育児に理解のある夫でも、時間とエネルギーを子育てにとられれば、当然仕事の生産性が落ちてきて、追い詰められてきます。
それでは、どうすればいいのでしょうか。
子供の自立と称して、若い人たちを無教育のまま育児に向かわせるのは間違いです。子供は、おじいさんやおばあさんを巻き込んで、多くの人の手を借りて社会で育てられるべきです。米国のようにハウスキーピングやベビーシッターシステム、男性の育児休暇システムが社会に広がらないといけません。
とりあえずは双方の両親の協力を得て、「みんなで子供を育てる環境」を作りながら回復への見通しを立てることが必要です。
浅井逸郎
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