寝た気がしません。「夜中にうなされていた」と家族によく言われるのですが。 ぐっすり眠りたいのに眠れない、眠ったはずなのに疲れている等、睡眠障害は様々な症状を伴って現れます。例えばなかなか眠れない入眠障害、目が覚めて眠れなくなる中途覚醒、眠っているが熟睡感のない熟眠障害の他、睡眠中に起き上がって歩き回る夢中遊行症、寝ていて突然叫び声を上げたりする夜驚症等もそれに含まれます。これらは全て睡眠時の症状ですが背後には往々にして心の問題が潜んでいると言う事に注意しなくてはなりません。 隠れている原因は?例えば入眠障害は、適応障害や神経症で多く見られ、熟眠障害や中途覚醒はうつ病、統合失調症、アルコール依存症等で、早朝覚醒はうつ病で、睡眠時間の短縮は躁うつ病で多く見られます。原因を探らず眠りの問題だからと全て睡眠導入剤に頼るのは、症状をこじらせ薬への深刻な依存症を招きかねません。要はうまく眠れないから具合が悪いのではなく、具合が悪いから眠れないのです。専門医院で正しく原因を探って下さい。