ハートクリニック



医療コラム

 


第77回

一人が不安で携帯が手放せない


夏休みに一人でいるのが耐えられず、携帯でメールを打ち続けてしまいます。
学校や職場の夏休み、開放的で楽しいイメージが広がりますが、一方で心の不調に見舞われがちな時期でもあります。

普段いない家族がずっと家にいることで、家事のリズムを崩され変調を来たす主婦は少なくありませんし、数日間何の予定もなくOLや会社員の中には、寂しさに耐えられず携帯などで常に周りとの繋がりを確かめようとする人もいます。特にメールのやり取りで片時も携帯が手放せない場合は、それが単に寂しいからか、あるいは心の病気に起因したものか、しっかり見極めることです。

休み明けがポイント。
受け取る側の迷惑もかまわず、時間関係なしにメールを送り続けてしまう時は、不安障害や境界性人格障害、統合失調症、強迫性障害などの心の病気が疑われます。夏休みが終わってもその習慣が止まらず、生活に支障を来たす場合は専門医への相談が必要です。またメールを受け取る人も、回数が度を越していたり、内容が変だったりしたら、それとなく指摘してあげてください。


浅井逸郎

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