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娘は最近、霊だとか因縁だとか、そんな話ばかりしています。何だか心配です。
精神世界への関心は、いわば一種のサブカルチャーとして認知されているものですし、基本的には個人の信条の領域ですから、それ自体が問題だ、とは言えません。しかし例えば家族の意見に耳を貸さず、そのような団体に家財一切を寄付するといった明らかに正常ではない行動に出ようとするなら、心の病気を疑う必要もあるでしょう。
心の問題は身体の不調に現れることがあります。不眠や食欲不振、頭痛、息苦しさを訴えたり、不自然に舞い上がったり極端に落ち込んだりする様子が認められたら、その時は、本人ではもうどうしようもない状態に陥っていることが多いのです。身体的な不調が見られないから大丈夫、と言い切れないのがこの問題の難しい点。例えば妄想性障害のように、身体にサインは現れないけれど実は心の病気だった、という場合もあるからです。いずれにしてもその言動が生活に支障を来たすようなら、専門医に相談されることをお勧めします。
浅井逸郎 |