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「自分以外の人間が信じられません。好意的な態度でも、何か裏があるのではと疑って、敵がい心を抱いてしまいます。」 こんな相談がありました。
日常のどんな場面でも、他人がいつも自分をだまそうとしている、利用しようとしているなどと状況を曲げて感じたり考えてしまったりする場合があります。
これは一般に被害念慮とか被害妄想と呼ばれる症状で、職場や学校でも常に警戒していなくては気が済まず、人と付き合えなくなってひきこもったりしてしまうため、本人も周囲もとても疲れてしまいます。背景には統合失調症やうつ病などの「こころ」の病気が潜んでいる場合が多く、高齢の方は認知症によって症状が引き起こされるケースもあります。
主にお薬で改善を図りますが、過去の辛い経験等が原因の場合はカウンセリングを行うこともあります。更に症状が重すぎて本人が受診できないという場合もあると思います。そんな時はご家族だけでもご相談にいらして下さい。諦める必要はないのですよ。
浅井逸郎 |