解離性同一性障害とは?(2)

この記事はこちらからの続きです。

「解離性同一性障害」についての2回目です。

症状や特徴は、Aという人格であった者がある期間のことを覚えておらず、その間にBという人格が現れて自分の趣味とは全く違うアクセサリーや車などを購入したり、好みでない食べ物を購入していて、Aに戻った時に誰がやったか自分でも分からない。このような「解離性健忘」を伴っていることが大きな特徴です。

生活している実感や自分が自分である確信が持てない「離人症」、別の人格が現れている間に知らない場所にいる「遁走」もみられます。また、身体に症状が出る「身体表現性障害」は、失語、失歩、過呼吸などさまざまです。多くは解離性健忘と、これらの症状を複数伴うため、人格交代のみ起きることはあまりないです。

原因や治療法はというと、心の悩み、苦しみや葛藤があり、そこから自分の目を背けることで自分が崩壊することを防ぐために起こっていると考えられています。心理療法ではさまざまな葛藤を一つずつ解消し、人格の統合を目指します。また、境界性パーソナリティ障害や非定型うつ病も合併していることが多く、薬物療法での治療も併用する場合があります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎
2015/07/07

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