夢にうなされる (その1)

夢でうなされるというのはとても嫌なものですが、なぜ見てしまうのでしょうか。

人間の脳は基本的に、眠っている時に心の葛藤を処理していると言われています。ですから、誰でも毎日夢を見ています。それでも眠りが深いと眠りのフィルターが効いているので、記憶に残らないのです。

「夢を見る=覚えている」というのは、生物学的にみれば、眠りが浅いということです。深部睡眠が害されているときに起こります。何度も夢をみてしまうのは、熟眠障害がある場合が多いですね。

ただ、悪い夢自体は、心理学的には「良い兆候」とされています。心に抱えたいろいろな葛藤が、夢の中で処理されるのですが、それが峠を越えた印と考えられているからです。悪夢そのものは眠りが浅いという問題を抱えますが、一方では、心の中で問題が処理されつつあることの証明となるので、必ずしも悪い事ではないのです。

では、子どもが夜中に夢を見て「わあーん」と大声で泣いたとしても放っておいても大丈夫なのでしょうか。基本的にはそうです。子どもというのは、まだ、眠りが完成していないのです。夜泣き、夢をみてうろうろ歩く、叫ぶというのは、初めての場合、親は結構びっくりしてしまいますが、ざらにあることだと思ってください。幼稚園、小学生レベルでは、問題は無いことが多いと言われています。

この記事は、こちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎
2010/01/08

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