クリニック便り No.33 熱中症にご注意 (1)

今年の夏は天候不順で夏らしくないお天気の日が続きますね。
例年のように暑い夏ですと熱中症の発生率も高く、皆さんも意識して気をつけると思いますが、今年のように気温が低めでも熱中症を起こすことがあります。
熱中症の予防や対処のポイントをお話しましょう。

熱中症は、気温や湿度が高く、日差しの強い風の無い日に、激しい労働や運動によって引き起こされることが多くありますが、気温が低く湿度が高い日などは、汗によって熱を逃がしにくいので屋内でも起こることがあります。

熱中症の症状は、重症度により三段階に分けられます。

Ⅰ度:めまい・失神
熱を発散させるために皮膚にたくさん血液が分布したり、発汗にも血液が使われるため、脳への血流が一時的に不十分になり、めまいや失神を起こします(熱失神)。また発汗に伴って塩分が欠乏すると筋肉がけいれんを起こします(熱けいれん)。

Ⅱ度:頭痛・気分不快・吐き気・倦怠感
脱水が更に進むと身体がぐったりして力が入らない、頭痛・吐き気がする、などが起こります(熱疲労)。

Ⅲ度:意識障害・けいれん
身体がけいれんしたり、まっすぐ歩けなくなります。体温が高くなり(40度以上)呼びかけや刺激に反応しなくなります。

熱中症が疑わしいときは、まず、涼しい場所へ避難させます。意識が無いとき、意識があっても自力で水分補給できないときはすぐに救急車を呼びます。
衣服を脱がせ、熱の放散を助けます。身体に水をかけたり、その上から扇ぐのも効果的です。氷嚢などがあれば、頚部、腋の下、大腿の付け根に当てて、直下を流れている血液を冷やします。
意識があるときは水分を与えます。大量の発汗があった場合はスポーツドリンクや食塩水が有効です。
はじめは意識があっても、だんだん意識がなくなる場合もあります。誰かが必ずそばに付き添って見守り、改善しない場合や、重症化する場合はすぐに病院へ搬送します。

2009/08/11

コメントする





  • ハートクリニック大船
  • ハートクリニック町田
  • ハートクリニック横浜
  • ハートクリニック小田原