クリニック便り No.34 熱中症にご注意 (2)
前回は熱中症の症状と対処法についてお話しました。
今回は、予防法についてお話します。
日常生活ではどんなことに注意したらよいでしょうか。
まず、外出するときは、日陰を選んで歩いたり、帽子や日傘などで直射日光を避けましょう。屋内にいるときも、エアコンや扇風機で室内の温度を適度に調節します。
首元のゆったりした服を選び、熱を吸収しやすい黒い服は避けたほうが良いでしょう。
水分をこまめに補給しましょう。汗を多量にかいたときは塩分の補給も重要です。くれぐれもアルコールで水分補給なさいませんように。汗で失われた以上の水分が尿として出て行ってしまいます。
また、暑くなり始めや、急に暑くなった日は、身体が暑さに慣れていないので熱中症を起こしやすくなります。日頃から睡眠や栄養を十分とって、適度に運動をし、体力を付けておきましょう。
高齢者の方は体温調節機能が衰えて熱を放散する能力が低くなります。また若い頃に比べて体内の水分量も減っていますので、若年者と同じ量の発汗でも脱水を起こしやすくなります。のどが渇かなくても早め早めに水分を摂るようにしましょう。
小児・幼児は体温調節機能がまだ十分に発達していないので、熱中症のリスクは成人よりも高いといえます。子供を十分に観察し、顔が赤くひどく汗をかいている場合には涼しいところで十分に休ませましょう。また、熱のこもりにくい着脱しやすい服を選び、水分をこまめに摂らせます。日頃から適度な外遊びで暑さに慣れさせるのは大切ですが、気温が高い日に散歩などする場合は、身長の低い幼児は高温の地面に近くなりますので、十分な注意が必要です。
まだまだ残暑が続きます。暑い日は無理をせず、水分をこまめに補給しながら楽しい夏を過ごしてくださいね。




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