クリニック便り No.51 「RICE法」

9月も半分が過ぎて、そろそろ運動会のシーズンです。
子供はもとより、大人も、競技参加に、カメラやビデオ撮影に、張り切っていることでしょう。

子供や家族の前で格好いいところを見せようと熱くなり過ぎて怪我をしたら・・・。

打撲や捻挫、突き指、肉離れといったスポーツ外傷は、「RICE法」という応急処置をするのが基本といわれています。RICE法とは、Rest(安静)・Icing(冷やす)・Compression(圧迫)・Elevation(高く上げる)のそれぞれの頭文字をとったもので、これが適切に行われたかによって、その後の治療期間にも影響を及ぼします。

R:Rest 安静
とにかく患部を動かさないことです。「大したことない」とタカをくくったり、やせ我慢をしたりせず、安静にして動かさないことが原則です。

I:Icing 冷やす
怪我をした部位を冷やすことで、炎症や、腫れ・痛みを抑えます。時間がたってからではあまり効果がありませんので直ちに行います。できるだけ氷・氷水・アイスパックなどを用い、患部に10~15分くらい当てます。1時間から1時間半経ったらまた10分くらい当てます。凍傷に気をつけながらこれを何回か繰り返します。

C:Compression 圧迫
患部の腫れや内出血を抑えるために圧迫することも効果があります。テープや弾性包帯できつくない程度にしっかり巻きます。冷やす場合には氷などの上から固定します。圧迫しすぎると循環障害を起こしますので注意が必要です。

E:Elevation 高く上げる
患部を心臓より高く上げると血液が患部に流れにくくなり、腫れや内出血を抑えられます。足首の捻挫などの場合は、夜寝るとき足の下に毛布などを入れて足を高く上げておきます。

きちんとした応急処置をすると症状はかなり改善しますが、軽症に見える場合でも整形外科を必ず受診しましょう。

2010/09/19

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