五大疾患

2011年7月、生活習慣病のがん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・の<4大疾病>の中に、新たに精神疾患を加え<5大疾病>とする事が厚生労働省の諮問機関である社会保障制度審議会医療部会に於いて、提言・決定されました。これにより都道府県が作成する地域保健医療計画に盛り込まれるようになりました。国の指定に伴い精神疾患が国民の病として社会全体で受け止め認識するよう行動が求められます。

2008年の調査で精神疾患の患者数は323万人。癌152万人、糖尿病237万人と比べて精神疾患の患者数は突出しています。13年続けて年3万人を超える自殺者の数が減少しない現在 (交通事故死は1万人を下回っています。) 自殺者の9割が何らかの精神疾患を抱えていたという可能性があると言われています。早期発見、早期治療が大切で企業もメンタルヘルス対策に関心を高めています。又、高齢社会を反映し認知症も益々増加し当分減少に転じることは考えられません。このため、国民病として今回の指定に結び付いたと言えるでしょう。精神疾患対策に地域の病院や診療所がそれぞれの機能を発揮し連携を進める事が求められています。

2011/12/29