横浜院長のひとりごと No.264 YOKOSUKA GO!

横浜院長の柏です。先週の日曜日、9月3日はポケモンGOのイベントで長男とその友人と3人で横須賀へGO!して参りました。ポケGO知らない大多数のみなさんすみません(汗)

hitorigoto-264a.jpgご覧の通り、普段はアフリカにしかいないトロピウス、レアポケモンのナマケロ、ラルトスなどが大量発生しています。昨年の横浜はとてつもない人出に道路も大渋滞でしたが、今年は抽選であたった(^o^)人しか入れないので適度な人出で渋滞もなく快適でした。

hitorigoto-264b.jpg 戦艦三笠とメタグロス。

hitorigoto-264c.jpg 猿島上空にトロピウス。

ヴェルニー公園〜三笠公園と2往復、横須賀を堪能させていただきました。

さて、生活臨床の話を続けましょう。前回、「生活類型」に基づく分類として、統合失調症の方々を現状に安住せず、自ら変化を作り出そうとする「能動型」、現状に安住し変化を作り出そうとしない「受動型」に二分しました。今回は、まず能動型の方々に対する働きかけの方法について書いてみます。まあ、これを書くのは治療者としての裏側を明かす(種明かし)でもありますが、まあいいでしょう(^_^)ね。
能動型の方々は自分からどんどん動かれますので、実際に再発も多く、彼ら、彼女たちの「志向する課題」は見えやすい、判定しやすいところがあります。そして通常、治療者が働きかける対象は患者ご自身の場合と、周囲の方々や環境の場合があるわけですが、この場合は基本的にご自身がその対象となります。そしてその働きかけですが、基本的には自分からどんどん動く方々ですので、再発させないためにいかに安全運転を保証するか、が治療者側の課題となります。そして統合失調症の患者さんの場合、思考障害から現実検討能力に課題を有する方も多く、その場合ご本人の思う通りに動くとドツボにハマる可能性もあるわけです。明らかにそれが予測される場合、こちらとしてはブレーキをかけてあげなくてはいけません(生活臨床の世界では「水かけをする」と言います。ちょっと表現が荒いですが、頭を冷まして現実的な検討ができるようにする、といった意味合いです)。その方法論としての生活臨床の教えは、例によって次の3つです。
(1) 理由を明確に説明し、期限を区切って実行を延期する
 (例)どうしても東大に入る!という方に対して、現在の実力では厳しいことを模擬試験などから示し、夏休み前の模試でB判定以上だったら考えよう、と伝えるなど
(2) 同じ範疇で実現可能な別の課題に転換する
 (例)模試の結果に合わせて、A判定の出ている大学を受験することにするなど
基本はここまでなのですが、これらが患者さんによって受け入れられない場合には...
(3) 失敗が予想される課題であっても、その達成を支援するための道程を踏む
という方法を取ることとなります。見方によっては治療者の傲慢と見えなくもないのですが、これは立派な行動療法です。能動型の方は自ら変化を作り出そうとしますが、現実検討能力が不十分な場合、そのままでは破綻に陥るリスクが十分にあります。それを予防する、あるいは破綻を予想し最小限のダメージで食い止めるべく予防線を張っておく...生活臨床とは、こうした行動療法なのです。

今日の一曲は、懐かしのNHK「みんなのうた」から「勇気一つを友にして」です。ワタクシ的には、「みんなのうた」史上、No.217でご紹介した「小さな木の実」と双璧をなす名曲です。ではまた。

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