横浜院長のひとりごと No.277 懐中電灯

hitorigoto-277a.jpgここんとこ完全にNHKドラマ・トクサツガガガにやられている横浜院長の柏です。特撮ファンのツボしっかり押さえてるし、主役の特オタ二人とも超ハマってるし。倉科カナさん、マジで次は戦隊シリーズの悪の女幹部やってほしいですねぇ。あ、黒歴史になるからダメか(^_^;; 今日も、ヲタ話をつなげて精神科ネタに持っていくという大技かけますんで、ちゃんと最後まで読んで下さいね(^_^;;

「リアルってまるで怪人だね」ダミアン少年のこの一言、これまた至言ですね。ここをのぞいているあなたも怪人にやられた一人でしょうか。そこは知恵と勇気で乗り越えていきましょう!倒してもまたゲンカ将軍のように復活してくるかも知れませんが、われわれクリニックスタッフもツイカセンシとなってお手伝いさせていただきます...って、トクサツガガガ見てないとワカラン話になっててゴメンナサイね(^_^;;

hitorigoto-277b.jpg仮面ライダー、ビルドでは空間を超えたパラレルワールドの話でしたが、今回のジオウでは時間を超えたパラレルワールドを扱っていますね。時間と空間、われわれはこの2つの世界に生きています。これらは誰にでも均等に存在する...物理学はそう教えますが、実際はそうではない、というのは時間についてはNo.220でお話した通りですね。今日は空間について書いてみましょう。ちょうど今月のポケモンGO、レイドバトルは空間を司る幻のポケモン・パルキアです。私もゲットしましたよ。

空間についても、実はNo.160でもそこそこふれているのですが、今日はADHD(注意欠如多動症)の場合についてちょっと考えてみましょう。ADHDの特性としてまず挙げられるのが不注意ですが、同じ発達障害でASD(自閉スペクトラム症)の方でも不注意が見られる場合もありますね。ASDの場合、興味のあるものとないもの、言い換えると本人にとって世の中で大切と感じるものとそうでないもの、の間で視線の向け方がまったく異なってしまい、興味のないものは目の前にあっても見ていない、ということが生じます。それがASDの「不注意」の本質であり、「イマジネーションの障害」の延長上に見られるものです。それに対してADHDの場合、もちろん興味のあるなしはあるにしても、ASDとは違って全体を見ようとはします。しかし、一時的記憶(ワーキングメモリ)の容量が小さいため、広い領域を一度に頭の中においておくことが難しいようです。コンピュータで言えばRAM(揮発性メモリ)の容量が小さく、同時に複数のファイルを開けない状態。勉強でいえば、狭い机の上で作業をしていて本を何冊も同時に開くことができない状態に例えられるでしょう。あるところを見ているとその前に見ていたところの記憶が飛んでしまい、全体を見られず見落としが起こってしまうわけです。彼らにとっては、この世の空間は広すぎるのかも知れませんね。私の外来にいらしてる青年は、「視野が狭くて懐中電灯で照らしているようだ」とこぼしていました。こういう診察室でのちょっとした一言、ハッとさせられますね。暗闇の中を懐中電灯で照らすと、電灯があたったところだけが照らし出されます。懐中電灯を上下左右に動かし、順に見ていくことで(時間をかけて)ようやく必要なものを見つけることができますが、それでも全体をきちんと見ているわけではないですよね。
同じ空間で生活していても、このように認知・認識パターンの違いによって定型発達の方の数倍苦労している方がいらっしゃいます。どう工夫して、どう治療的関わりを持つことでその苦労を減らすことができるのか。われわれツイカセンシも努力していますが、まだまだ課題は山積みといえます。ADHDと空間の話は、次回続きをお話したいと思います。

今日の一曲はトクサツガガガの主題歌「ガガガガガガガ」しかないっしょ(^_^)v。金爆のオリジナル動画もあるのですが、上品をモットーとするこのブログ(ほんとかよ)に相応しくないところがありまして、ころんさんによるファミコン風バージョンにしましょう。しかし、トクサツガガガ全7回しかないらしく...来月にはガガガロスだなぁ(>_<) 次回につづきます!


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