横浜院長のひとりごと No.290 新潟にて

hitorigoto-290a.jpg横浜院長の柏です。精神科医の祭典(?)、日本精神神経学会の学術集会に参加するために新潟市に来ております。ご存知のように当地は火曜夜に大地震に見舞われておりました。私は水曜夜に到着しましたが、とくにここは被害もない様子で安心しましたが、被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
hitorigoto-290b.jpgまあしかし、大型余震(というより本震?)が来たらどうしよう、と結構ドキドキです。会場直結のホテルは22階なので津波は大丈夫でも(海は目の前)揺れたらすごいだろうな・・・。まあ発表があるので来ないわけに行かず・・・。知り合いの先生では出席を取りやめた方もいるようです。
私自身は、明日発達障害のセッションでシンポジストを務める予定です。ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)との併存がテーマですが、専門的な話となりますがアメリカ精神医学会の診断基準がDSM-IV-TRからDSM-5に変わった際、それまで診断基準では認められていなかった両者の併存が認められることとなりました。「症状」レベルではたしかに重なることが多いが、本質的には実は全く別のものではないか...そういうこの時代としてはちょっとチャレンジングな話をしてきます。今回の私の話、実はコアな部分は私のオリジナルではありません。Hiroki Hayashiさんという強力な協力者がいるのです。彼はADHDの当事者で、私が主治医を務めています。様々な苦難を経て、彼は独学で発達障害の研究を始め(とくにバックグラウンドがあるわけではありません)、独特の視点からASDとADHDが併存しえないという結論に達しました。ここまでの彼の歩みは著作として結実し、私も監修をさせていただきました。当然ながら専門的には詰めが甘い点が多々あるのですが、私自身は直観的に、彼の理論は少なくともそのコアの部分は正しいと信じております。
その彼の実りがこれです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07TC59W9X
↑amazonのkindleで読める電子書籍です。専門的な内容となるので、一般の方にはかなり難しい(私にも難しいくらい)内容ですが、ここをご覧になっている精神科医、脳科学者の方々にはぜひお読みいただきたいです。
通常価格1,250円、kindle unlimitedメンバーの方は無料ですが、本日6月21日から3日間は特別にどなたでも無料でダウンロードいただけます。どうぞよろしくお願いいたします。

今日の一曲はビゼー作曲アルルの女組曲から「ファランドール」を佐渡裕の指揮でどうぞ。子供の頃、この曲のカッコよさが好きでしたねぇ。ではまた。


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