こころの健康アラカルト

病後の友人が引きこもり

「友人(50代女性)が病気で入院。完治して退院しましたが、げっそりと痩せてしまいました。その後、どこに行っても病気のことを聞かれるので、それが嫌なようで、1カ月ほど引きこもり気味になっています。」こんな質問がありました。
消化器系の疾患やガンなどの病気だと、大幅な体重減があります。 一般的に病気が完治した場合、食事の量は少しずつ増加し、精神的にも改善していくと考えられます。
質問のケースですが、完治したにもかかわらず、引きこもり気味になるということは心の病気を患っている可能性を否定できません。
退院後、食欲が減退する、気分が落ち込むようであれば、うつ病などが考えられます。 うつ病にかかると、行動全般への意欲がなくなり、無気力になったりする状態が長く続きます。そのため、日常生活や社会生活に支障をきたします。
身体疾患の治療とともに、うつ病などの心の病気を患うケースは、多数報告されています。 内科の入院患者の場合25%がうつ病になっているというデータがあります。疾患別では糖尿病で25%、ガンでは約半数の患者において同様の報告があります。
ただ単に、他人から色々と話しかけられるのが嫌だということもありますので、一概には判断できませんが、念のため専門医に相談するのが得策でしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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