こころの健康アラカルト

子どものしつけと心の病(1)

言うことを聞かない、片付けない・・・などを理由に親が子どもを注意するとき、”イライラ”が止まらずについキツく叱ってしまう・・・もしかしたらその背景に心の病気が潜んでいることもあります。
どのような心の病気が考えられるかといえば、注意が次第に二言三言と多くなり、しまいには手をあげてしまう・・・など、どんどんエスカレートしてしまうケースもあります。付随症状として、めまい、肩こり、便秘や倦怠・疲労感、動悸などがある場合、「うつ病」「パーソナリティ障害」「不安障害」などの心の病が原因で”自分の感情を止めることができない”可能性があります。
では、子どもの心の病が関係していることもあるのでしょうか。
「言うことをきかない」「落ち着きがない」「行動が遅い」などお子さんの性格や年齢的に仕方ないことだと思いがちですが、もしかしたら「うつ病」「発達障害」「統合失調症」「パーソナリティ障害」の準備段階かもしれません。
頭ごなしに叱るだけでなく、親子関係や家庭の背景にある問題を見つめ直すことが大切です。”暴力”や”虐待”に発展してしまう前に、まずは専門医に相談し、カウンセリングなど、適切に対応する必要があります。
この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

コメント