こころの健康アラカルト

子どもに手をあげてしまう(2)

「子どもに繰り返し手を挙げてしまう」などの虐待にいたる背景には、心の病が隠れている場合もあります。
どのような状態だと注意が必要なのでしょうか。
過度に手を挙げてしまう場合、特に乳児や幼い子に対しては注意が必要です。手をあげるほかにも、周囲も気にせず怒鳴り続けてしまう。泣いていても数時間放置する。買い物などで店内に一緒に連れて行くのがおっくうで、車の中に置き去りにする。物に当たったり、物を投げつける。子どもの口の中に食べ物を詰め込むなど、危険なサインはさまざまです。危ないと思ったら子どもから離れたり、周囲へサポートを求めるなど何らかの対応が必要です。
虐待が子どもに及ぼす精神的な影響はどうでしょうか。
虐待を受けた子どもはうつ病などの精神疾患を発生しやすいと言われています。理由として、暴力やネグレクトは慢性的なストレスを生みます。また、暴力をふるうことを”学習”するので、成長してそれが親や結婚相手、さらに自分へと向かうこともあります。 背景にある心の病とはなんでしょうか。
うつ病やイライラして怒りっぽくなる双極性障害、イライラが募る不安障害などが考えられます。気になった場合は早めに専門医へ相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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