こころの健康アラカルト

認知行動療法を知っていますか (1)

心の病気の知識もテレビや雑誌などを通して広がり「認知行動療法」という言葉を耳にしたことがある人も多いかもしれません。
これは主にうつ病の治療に用いられる精神療法で、その人独特の考え方の癖の固まり(スキーマ)を修正するトレーニングです。 例えば体が思うように動かない時、落ち込んで絶望してしまう人と、のんびりと休憩をとる人がいる場合、この差はどうしてできるのでしょうか?
前者は「自分はダメな人間なんだ」、一方後者は「残業続きで疲れているから休憩していれば直るだろう」と瞬間的に考えます。 認知とは「物事の受け止め方」で、うつ病の患者にはなりにくい人とは特徴が違う独特の受け止め方があり、認知の違いによりでてくる感情の違いが生まれます。
また、お母さんに注意された時、落ち込んでしまう子供は「自分は駄目な人間だ」という感情がベースにあります。しかし「注意するのはよくなる可能性があると自分を信じてくれている」ととらえる場合はがっかりするどころか、明るい気持ちになります。このように、ある種の認知はトレーニングで変えることができるのです。
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ハートクリニック院長 浅井逸郎

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