こころの健康アラカルト

特定の場面で話せない選択性緘黙

家族の前で話せるが、幼稚園や小学校など、特定の場面で話せなくなる選択性緘黙(かんもく)について、お話しましょう。
選択性緘黙は、幼少期に現れることが多いです。中には、社会不安障害や関連性パーソナリティ障害、アスペルガー症候群、統合失調症、うつ病といった心の病などが関連している場合もあります。選択性緘黙は、さまざまな要因や背景が考えられるので、鑑別するのが難しい病です。
治療には、心療内科の医師と心理士の対応が必要になります。気になることがある人は相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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