こころの健康アラカルト

子供の行動や言葉が乱暴で困ってはいませんか

幼稚園や小学校に通っている我が子が周りの子をたたく、蹴る、物を壊すなどして先生から呼び出されたり、兄弟喧嘩で汚い言葉を使っていて心配になることはありませんか。
この年ごろは外で覚えてきた事を一通りやってみたり、テレビで見た行為を試すことがあります。また、お母さんに男の兄弟がおらず、男の子がどのようなものかよく分からないケースがあるので心配しすぎないことも大切です。
しかし乱暴な行為の他に「立ち歩き」が頻繁に見られる場合は注意が必要です。学校に慣れていない小学校1年生くらいでは問題はないようですが、2年生になってもじっと座っていられなかったり、集中ができないと問題があるかもしれません。誰かれ構わず暴力を振るう場合はADHDや発達障害、精神遅滞が考えられ社会への適応が難しいことがあります。教師や親が対象の場合は、反抗挑戦性障害の可能性が考えられます。
精神遅滞などでは2年生から3年生ななる頃に成績が急激に下がる傾向があるようです。通知表の良い点だけでなく些細な変化を見つけてあげることが大切なので、見返してみるのもよいかもしれません。
入学式や進級を迎える季節、気になる方は一度専門科へ相談してはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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