こころの健康アラカルト

何を食べてもおいしくない

味覚障害についてお話ししましょう。
「食べ物の味がしない」「何を食べても苦い」「砂をかけたようだ」・・・などの症状で味覚障害が疑われる場合、食生活のかたよりや、内科・耳鼻科・口腔外科などで受診するような身体的疾患でなければ、心の病が関係していることが考えられます。
味覚に関する症状としては、食べ物の味がしない(うつ病や統合失調症)、他人に見られていると思うとのどがカラカラする(不安障害)、無理に食べさせられて味がしない(摂食障害)などのケースが挙げられます。
味覚のトラブルは、体や心のSOSかもしれません。気になる症状は早めに専門医に相談してください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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