こころの健康アラカルト

そのイライラはアルコール依存症かも

最近飲酒の量が増えていませんか?
お酒は百薬の長と言われますが、飲酒の仕方によってはアルコール依存症になる可能性もあります。
アルコール依存症とは、本人の意思でコントロールできないほどお酒に依存する精神疾患の一つです。 取を控えるとイライラしたり、焦燥感に襲われるなどの離脱症状が現れます。
大量の飲酒が続くと、身体の耐用量が増大して、以前と同じ量では同じ程度の満足を得にくくなります。飲酒するのにTPOが守れなくなったり、過量な飲酒により家事に差し支える場合も。さらにアルコール性肝障害、肝硬変、糖尿病など体の疾患や、うつ病、不安障害など心の疾患にも注意が必要です。
飲酒で気を付けたいことは、眠れないからと言って寝酒を習慣にしたり、不安を解消するためにお酒を飲むなどアルコールを薬代わりにするのはアルコール依存症になるリスクが高くなります。また、もともとうつ病などの精神疾患がある人は、処方された薬が効きにくくなる場合もあります。お酒がないと「つい探してしまう」「イライラする」など自覚症状があるなら、早めに専門医に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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