横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.227 現在・過去・未来

hitorigoto-227a.jpg仮面ライダーを見ては思索にふけっている、横浜院長の柏です。ライダーといえば、朝ドラの「ひよっこ」に仮面ライダードライブ・竹内涼真くんがいい役どころで出ていたようですが、新番組「将棋めし」に至っては、霧子、チェイス、マッハってちょっとあんた…。
秋の改変で後番組(仮面ライダービルド)が悪時間に追いやられるだけでなく、あおりでエグゼイドが1ヶ月早く終了らしくショック大きいですね。その今週のエグゼイド。グラファイト、見事な最期でした。過去のトラウマを追う大我、未来を作りたい飛彩、そして現在の戦いに生きるグラファイト。3人の想いが交錯する見ごたえのある回でした。
現在・過去・未来。時計の針は、一方向にしか流れません(あ、クロノスのリセットはセーブしたので大丈夫です(^_^;)。過去の歴史に学び、未来を考えながら現在を生きる。それが人間にとって健康的な時間の流れだと思われますが、なかなかそうはいかないことがあります。大づかみに言ってしまうと、過去に囚われると「うつ」に、未来に囚われると「不安」に、それぞれ苛まれることになります。
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人生は、意識的にせよ無意識にせよ、選択の連続です。AかBか、なすかなさぬか、うまく行くときもあれば行かないときもあるのが普通です。うまく行かなかった時は、なぜかを考え、次に同じ状況になった時にどうするか考える。こうやって生きる質を高めていく、その営みこそが人生そのものとも言えるでしょう。大きな失敗をしたときにもそれは同じなのですが、人間はとかく、どうしてあんなことをしてしまったんだろう、と自分を責めてしまいがちです。自分を責めることで、次に絶対に失敗をしない、という強い動機づけをする、これならいいのですが、いつまでもくよくよと考える、自分を責め続ける=自分の「価値下げ」を行う…こうなってくると、気分は塞ぎネガティブに、そしてうつ状態に陥ってしまうのです。
一方の未来。未来とはこれからのことですから、自分の選択により変えることができます。未来に向けてAを選ぶか、Bを選ぶか。ああどうしよう、失敗してはいけない…「慎重さ」が求められるのは当然のことですが、これも行き過ぎはいけません。時計の針は確実に進んでいきます。人生、その時その時で選択の繰り返し、そこに不安が登場するのは当然のことですが(逆に、不安がまったくない、と言われたらこっちが不安になります(^_^; )、それをしっかり受け止め、勇気をもって決断していかなくてはいけません。
もし失敗しても大丈夫。またやり直せばいい…そこの気持ちの余裕を持っていたいものですね。失敗とやり直しの繰り返し、それが人生です。少し肩の力を抜いて、こう考えましょう。「まあ、何とかなるさ。」40
こころが健康的な人は、過去でも未来でもなく、現在を生きています。「今でしょ!」(ちょっと古いな)がはやったのも、現在を生きることの大切さを時代が感じているからかもしれない、というのは言いすぎでしょうかね。
「現在、過去、未来」といえば私の世代がまず思い出すのは渡辺真知子「迷い道」ですね。若い人は知らないかな?当時の歌唱をどうぞ。


hitorigoto-227c.jpgあ、ポケモンですがフリーザーは本日までですが、2匹、じゃないや2羽、無事ゲットしました。ルギアは出会いませんねー。明日からはファイヤーかぁ、しばらく仕事の後のレイドバトルは続きそうです(汗)。ではまた。

コメント

  1. 左から3番目のしろたん より:

    頭では、分かっているつもりなのですが、
    どうしても、
    うつになると過去の感情や未来への不安に囚われてしまいますし、
    躁になると、未来への不安がより躁を強くしてしまいます。
    もともと、私は、自分が思っているゴールや目標までの道筋が完全に見えていないと、すぐに不安になってしまう性格のようです。。。
    あと、周りの大人の言っていることが理解できないのはうつの時もですが、そうでない時も理解できない時があります。。。
    これは、どう解釈すればいいのでしょうか?
    教えてください。

  2. 横浜院長 より:

    しろたんさん
    こんにちは。
    まずは、頭でわかっていることが大切。気分が落ち着いてきた時に対応がわかるようになります。
    ご質問についてですが、あまりに個別の内容をこのようなオープンの場でお話するのは、しろたんさんのプライバシーに関わることでもあり、医師としてするべきではないことと考えます。
    今度いらした際に、診察室でお話しましょう。