こころの健康アラカルト

極度に容姿を気にする・・・極度に容姿を気にする

自身の容姿を異常に低く評価し、こだわることで日常生活を送ることが困難になる「醜形(しゅうけい)恐怖症」についてお話しましょう。
どのような症状かといえば、体の不満を訴えるものの、実際は心に原因がある身体表現性障害の一つです。「鼻が曲がっている」「左右の目の大きさが違う」など、気に入らない個所に強く執着します。
次第にその観念から逃れることが難しくなり、極端な場合では人に会うことが苦痛で引きこもる場合もあります。
醜くないと周囲の人が否定しても、そのまま受け入れることは簡単ではありません。容姿への不満がストレスとなり、抑うつ状態や不安障害などを合併してしまうこともあります。 本人は心の病だと気付かないことが多いので、周囲が異常を感じたら早めに専門医に相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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