こころの健康アラカルト

やめられない「ギャンブル依存症」

健康や社会性にも害があるのにやめられない。買い物依存症、インターネット依存症などでも知られるプロセス依存症の一つ「ギャンブル依存症」についてお話ししましょう。
ギャンブルで大当たりをしたとき、快感をつかさどる物質”ドーパミン”が大量に発生します。これにより、悩みや不安な気持ちを一時的に解消してくれます。また、金銭的な報酬もついてくるため、強い幸福感を感じることができます。この状態が常に続くことを求めるのでやめられないのです。
依存症と言われるのはどのような状態かといえば、たまに行うなら問題はありませんが、習慣化すると今までと同じ幸福感を得るのにさらに多くの刺激が必要になります。結果、より長時間・多額の投資をするなどエスカレートへ。期待したものが得られなければ不安感が増し、日常生活にも支障を来す場合も。
治療するには、専門医を受診し、カウンセリングや認知行動療法などの治療を行っていきます。ただし、最初はほとんどの患者が自分に治療が必要だと思っていないため、本人による受診が難しいケースも。家族が本人に代わって専門医に相談することも可能です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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