こころの健康アラカルト

会話が上の空になっていませんか

「話を聞いている?」「そんな事言っていないよ」と、頻繁に言われたり注意されたりすることはありませんか。
お金のやりくりや家族が重い病気などの心配事があるときや、恋愛や新しいゲームに夢中のときなどは、話が耳に入らないかもしれません。また、疲労で余力がなく考えることができない場合や、体の病気による不安や痛みで話に集中できないこともあります。
しかし、日常的な不安や心配事のようなはっきりした原因が無い場合、心の病気により脳の処理能力が低下しているケースがあります。また、うつ病では会話が苦痛になり、不安障害では人の話を落ち着いて聞けなくなるようです。
ゲームや携帯、恋愛に依存して話が上の空になり日常生活に支障をきたす場合は適応障害の可能性があります。
人の話が耳に入らないと会話がスムーズにいかないことが多くなります。職場では上司に怒られる、家庭ではパートナーとぎくしゃくするなど対人関係に支障をきたしたり、ミスが増えたりして生活の質が低下する原因にもなるので、気になる方は専門科に相談してはいかがでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

コメント

  1. はな より:

    こんんちは。
    以前そちらでお世話になったことがある者です。
    私の父は見ていてアスペルガーっぽいです。そして私はフリートークが苦手で常に聞き手に回るようにしてます。
    しゃべっても場違いなことを言ってしまい、雰囲気をこわしてしまうからです。
    人の話を聞くときは余計なことを考えず、真剣に聞いているのですが相手の話している内容が理解できないことがあります。
    それで何度もどういうことなのかと聞いてしまうのですが、周りの人はそうしなくても分かっているようです。解説してくれます。
    特に人見知りというわけでもなく、むしろいろいろな人と話してみたいのですが、この理解できないというのが引っかかって受身に徹してしまいます。
    今はグループ活動をしなくてはならず、ますます辛い状況になってきてます。
    こういうのは改善することがあるのでしょうか?