こころの健康アラカルト

気分転換しても前向きになれない

9月の連休では、旅行やアウトドアを楽しんだファミリーも多いのでは?
気分転換をできたことで、”また頑張ろう”と思えた人もいれば、気分転換をしたはずなのに、気持ちがウツウツとしている・・・。そんな人もいるのではないでしょうか。この場合、心の病との関連性はあるのでしょうか。
心が健康な人は、気分転換すると、前向きな気持ちに切り換えられる場合が多いですね。ですが、気分転換をしたはずなのに、気持ちがウツウツとしていて、前向きな気持ちになれないという場合は、単に疲れがたまって取れないということもありますが、軽いうつ病などの心の病にかかっている可能性もあります。
うつ病にかかっている人への対処法ですが、もし、家族がうつ病にかかっていたら、無理に外出をさせないほうがよいです。軽いうつ病であれば、散歩程度の運動は大丈夫ですが、中度以上のうつ病の場合は、過度な運動は避けたほうがよいですね。無理に動かしてしまうと、症状が悪化してしまうこともあるので、ウツウツしながらも、家の中でゴロゴロさせたほうがよい場合もあります。
家族がうつ病にかかっているかどうかの見極めは難しいですよね。ハートクリニックでは、家族だけでの相談も対応できます。心の病は、早めのケアが大切なので、気になることがある人は、積極的に専門家に相談をしてみては。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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