こころの健康アラカルト

挨拶で悩んでいませんか

人と目を合わせたり、挨拶が苦手ということはありませんか。
学校でしかられたり、仕事で失敗をした後などは、伏し目がちになったり人目を避けたりすることがあるかもしれません。しかし時間が経過し、問題の解決や自信を取り戻すということにより普段の生活に戻れば問題はありません。
しかし、悪いことをしていないのに自分は周りに迷惑をかけていると罪責感や自責感でうしろめたさを感じたり、電車の中で周りの人が自分を馬鹿にしている、見下していると感じたりする場合は、うつ病や統合失調症などの心の病気が背景にあることがあります。 また人の視線が怖い社交不安障害の視線恐怖など原因はさまざまです。
またすぐに「あの人は挨拶をしない!」「目を合わせないしおかしいんじゃないかしら」などとイライラしたり過剰に気になる場合も注意が必要といいます。疲れていると他人との接触を避けたり、目を合わせるのが礼儀という人とそうでない人との価値観の違いがあっても認知できず、拒絶感で被害的になってしまう人もいます。この場合、カウンセリングにより気にならなくなることが多いです。
どちらのケースも、気になる方は専門科に相談してはいかがでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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