精神保健福祉便り

精神保健福祉便り No.006 精神障害者保健福祉手帳って何?

こんにちは、ハートクリニック横浜ソーシャルワーカーです。
 梅雨なのに雨があまり降らない気がするなぁと思っていた今日この頃ですが、今週末から 来週にかけては雨模様の様ですね。傘が手放せなくなりそうですが、よく傘を電車の中に置き忘れるので・・気をつけようと思います!
 
さて、今回は精神障害者保健福祉手帳のお話です。
精神障害者保健福祉手帳とは、精神障害によって長期にわたり日常生活や社会生活に制約をきたす方に対して、交付される手帳のことです。この手帳を取得することにより、社会参加や自立に向けて、福祉サービスなどが受けやすくなります。
 手帳は等級によって分かれており、症状の重症度から1級、2級、3級まであります。条件としては、精神科に通院して半年以上経過していることが必要になります。
 では、手帳を持っているとどのようなメリットがあるのかについてご説明します。代表的なところで、公共交通機関運賃の割引、各税金の控除、水道料金等の減免、市営・県営住宅への入居優遇などです。また生活保護を受けている方では障害者加算がつきます。その他、携帯電話会社によって基本料金や通話料の割引があったり、美術館や博物館への入場料金が割引になるなどちょっとしたサービスもたくさんあります。例えば、横浜だったら・・・市営地下鉄、市営バス等が無料になる他、横浜マリンタワーが半額で入れたり、八景島シーパラダイスの水族館入場料が半額になったりします。
(これらの手帳によって受けられるサービスは自治体によって異なりますのでご注意ください。)
 障害者手帳には、精神障害の他に身体障害者手帳、療育手帳(愛の手帳)がありますが、精神障害者保健福祉手帳のみ有効期間があり、2年間です。2年ごとに更新が必要となります。
 次回は手帳の申請方法についてご案内します。

コメント

  1. 隊長 より:

    僕は昨日の朝、傘を電車に置き忘れ、帰りに職場隣接のドラッグストアでビニール傘買って帰りました。 お互い注意しましょう。
    現在、3級の精神障害者に認定されています。
    恩恵をいろいろ受けていて、「本当にいいのか?」と思うこともありますが、これまでの10余年の苦しみを考えたら、とも思います。