横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.005 プロチチ

横浜院長の柏です。
皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。いい思い出は作れましたか。私はずっと診療しておりましたが、そんな5月3日の夕方でした。診察を終えて車に乗り、いつものようにNHK-FMをつけると、なんと「今日は一日特撮三昧」をやっているではないですか!延々特撮ソングです!ウルトラマンを本放送で見ていた世代として、これははずせません。途中からではありましたが、そこから最後の夜10時45分まで、家族の冷たい視線の中全部聞いてしまいました。おかげで元気復活です。最後の超人機メタルダーが個人的にはツボでしたね。歌詞がいいです。
「宇宙全体よりも広くて深いもの それはひとりの人間の心」
精神科医としては、心に染み入るところです。
閑話休題
前回ご紹介した烏山病院で、「プロチチ」なる漫画をご紹介いただき、早速読んでみました。主人公はアスペルガー症候群の男性。一流大学を卒業して就職するもどこの職場にも適応できず、専業主夫としてまだ赤ん坊の長男を育てる「プロチチ」となります。巻頭から、音に色がついて見える、過去の記憶がスライドショーのように蘇る、などアスペルガー症候群の特徴が流れるように出てきます。かつて「光とともに」(自閉症の少年のお話です)でも思ったことですが、漫画家の先生方の眼力はすごいですね。なかなかとらえにくいアスペルガー症候群の症候を的確に捉え、見事に描き出していきます。まだ1巻ですが、今後が楽しみです。
しかし、よりによって育児…赤ちゃんが王様、親のマイペースは許されず、予想外のことが起こりまくる育児をアスペルガー症候群の彼が行う、というのはあまりに設定に無理がないか?と実は読みながら思っていました。
が…。その時ふと思い出しました。アスペルガー症候群の診断がつき、いろいろな困難を抱えながらも二人のお子さんを一生懸命に、しかししっかりと育てていたある女性の患者さんのことを。
・・・無理なんて事はないんですよね。これからも、彼女と、プロチチの架空の彼と、ともに応援していきたいと思います。

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