精神保健福祉便り

精神保健福祉便り No.019 アサーショントレーニング

こんにちは。ハートクリニック横浜のソーシャルワーカーです。
院長がラーメンについての記事を書かれていたのを見て、先を越されてしまった!と思った今日この頃です。私も対抗(?)して、ひとつお気に入りのラーメン屋さんを紹介したいと思います。 少し繁華街から離れた北幸に、ひっそりと「麺や維新」というお店があります。ラーメン屋らしからぬオシャレな雰囲気の店内と、さっぱりとしているのに深い味わいのあるスープはまさに絶品です!
写真にあるつけ麺や限定メニューもおススメです。ご賞味あれ。

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さて、今回は「アサーショントレーニング」のお話の続きをしたいと思います。
アサーティブになるコツ
前回はアサーション=適切な自己主張の大切さについてお話しました。
ではどのような自己表現をしたら、アサーティブになれるのでしょうか・・?
 アサーショントレーニングでは、いくつかポイントをお伝えしています。
tayori-y-20120713c.jpg<みかんていいな>
 見(み)たこと・・・・・・・客観的な事実、状況の説明
 感(かん)じたこと・・・・・自分の考えや気分、気持ち
 提(てい)案・・・・・・・・具体的な提案
 可否(いな)・・・・・・・・提案に対する可否を尋ねる

(参考資料:秋山剛、大野裕監修「うつ病の集団認知行動療法」医学映像教育センター、2008)

この“みかんていいな”に当てはめて、自分の言いたいことを伝えるとアサーティブな表現に近づくことができます。
ポイントは、自分の気持ちをきちんと伝えること。意外にこれが抜けがちなので、意識して伝えてみましょう。また相手のことも考え、それでも良いか?と意見をちゃんと聞くのも重要です。さらにできれば、その提案に対し相手が”No”と言ってきた場合は別の案を再提案してみましょう。あらかじめいつくかの提案を考えておくのも良いかもしれませんね。
素直に自分の気持ちを伝えることがアサーションへの近道です。自分の気持ちは意外に言わないと伝わらないものです!
アサーショントレーニングはその名の通り、トレーニングです。意識して、新しい方法を使ってみることで身につきます。ぜひ活用してみてください。