精神保健福祉便り

精神保健福祉便り No.020 『セルフヘルプグループとは?』

tayori-y-20120816a.jpgこんにちは。ハートクリニック横浜のソーシャルワーカーです。
夏と言えばスイカですね!去年の夏にもスイカが好きだと書きましたが、今年はなんと日頃お世話になっている病院さんからお中元でスイカをいただきました。大きなスイカが2玉も!ありがたいとこです。スタッフみんなでいただきました。甘いのはもちろん味が濃くて、とても美味しかった
です!
さて、今日は『セルフヘルプグループ』のお話をしたいと思います。
日本語に訳すと『自助グループ』になります。その名の通り、”自らを助けるグループ”です。
同じ悩みや課題を抱える方々が集まり、体験を共有することによって、回復や次のステップを目指すことを目的としています。
ご自身の問題をグループで共有することによって、共感が得られたり、一人ではないという安心感が得られます。今まで一人で抱え込んでいた問題を、同じ悩みを持つ人に分かってもらえたという体験は心の支えとなるものでしょう。また、実際に悩みや問題を乗り越えた方のお話を聞いたり、他の方の体験に耳を傾けることで、何か気づきやヒントが得られるかもしれません。
では、セルプヘルプグループにはどのような会があるのでしょうか?
一番代表的なのは、アルコール依存の問題を抱えた方の会です。AA(Alcoholics Anonymous/アルコホリクスアノニマス)断酒会などが有名です。アノニマスというのは、”匿名の”という意味です。AAはアメリカが発祥の地で、今や世界中に広がっています。自身の問題をグループで共有し、グループみんなの力で問題を乗り越えていこうという集まりです。アルコール依存以外にもアダルトチルドレンのアラノン、摂食障害のOA(Overeaters Anonymous)、薬物依存のダルクなどがあります。
わたしもよく同じ精神保健福祉士の集まりに行き、様々な体験や想いを共有する機会があります。これもひとつのセルフヘルプグループだと思っています。とても力になるものだと実感しています。

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