こころの健康アラカルト

娘が高校に進学しないと言い出した

「『中学2年生の娘が、卒業したら高校に進学せずすぐに働きたい』と言い出しました。 せめて高校は卒業してほしいと伝えていますが、考えを改める気配がありません。」43歳・男性からの相談です。
まずはお嬢さんが、「進学しないと」と言い出した理由を知ることが重要です。おそらくご相談者は、高校に行かなかった場合の不利などについてお伝えしていると思いますが、お嬢さんにとって将来よりも今向き合っている現実が苦しいために、そうした判断をしている可能性があります。
原因として、発達障害などがあるために学校にうまく適応できていなかったり、うつ病や双極性障害など心の病気を抱えているために授業を受けることを苦痛に感じているのかもしれません。また、強く興味を抱く分野があり自分の特性に目覚めて、「高校に行く時間がもったいない」と感じているケースもあります。
周囲と意見が割れた場合、実はご本人の判断が正しいケースが少なくありません。ご相談者は、お嬢さんがなぜ学校に行くことを負担に感じているのかをよく聞いてあげましょう。
そして発達障害や心の病が疑われる場合は、専門家にご相談のうえ、早めに対処することが必要です。すぐに社会に出たいと考えている場合は、どうすればお嬢さんの将来によりプラスになるか、一緒に考えてあげて下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

コメント