横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.143 くすりをのまなくなること

hitorigoto-143a.jpg横浜院長の柏です。今日は、東京医科歯科大学のスタバにてドヤリング中です(^_^;。
さて、「治る」というテーマが皆さんにとって切実な問題だということは、コメント欄からもしみじみと伝わってきますね。人によって「治る」イメージも捉え方も違いますし、治療者としても慎重にこの言葉を使っていかないといけないことがよくわかります。今回からは、これまでに診察室で皆さんからお聞きした「治る」という様々なイメージについて、一緒に考え、深めていくことにしましょう。
『あなたにとって「治る」とはどういうことですか?』
この質問に対して、一番・・・ではないかも知れませんが、大変多い回答がこれです。
「くすりをのまないようになることです」
なるほど。では、どうしてあなたはくすりをのまないようになりたいのでしょうか?とお尋ねすると、いろいろな答えが返ってきます。
「くすりをのむ度に、病気のことを思い出してつらい」
「普通の人はのまずにやっているんだから」
「くすりは(化学物質だから)体によくない」
「家族(友人、恋人なども)がのまない方がいいと言う」
「副作用がつらい」
「面倒くさい」
「のむのを忘れてしまう」
くすりをのんでいるということは、病気であることの象徴なのでしょうか。次回以降、これらひとつひとつをさらに深めていきましょう。
今日の一曲、ここのところオタクに走ってましたので、今日は正攻法でショパンにしましょう。ショパンで一曲だけ選べと言われたら・・・大変難しい質問なのですが、私はやはりバラ1(バラード第1番ト短調op.23)ですね。この曲も、私にはホロヴィッツ以外ありえないんですよね。

コメント

  1. いちご大福 より:

    先生こんにちわ
    最近自暴自棄が激しすぎて自分にとって治ることを考えるのもあきらめかけてましたが上向きに少しなったので考えてみました・・
    慢性疾患、環境因子、個人の性格もしくは脳や内分泌の影響、あと・・たしか精神科って生活に支障があるかどうかも大切だとか・・異変があっても支障がなければオッケー的な発言を聞いたときには不快に感じたこともありましたが線引きの一つの目安が必要なのですね・・(あ・・これは先生に言われたことではないです別の方です)
    それらを考えてみたところ・・疾患が寛解しコントロールがつき、病気の特性を自分が持っていることを受け入れ対処方法を身に付け上手く疾患特性を持った自分と付き合って生活への支障が出るのを自分で防げるよう自己管理が出来る状態・・でしょうか?
    ・・・・すいません自分でなに言ってるのかわからなくなりました汗
    その上自分が実践もイメージも出来てないことなので紙の上の不完全な認識です
    そもそも疾患も多くあって全てをひとくくりに考えることはおかしいかもしれません
    自分の場合は受け入れのところで失敗ばっかりしてるっぽいです・・汗
    くすり・・については「0」が正常だとして疾患で+10になって支障が出たのを自分の力、恒常性では+5の状態にしか自力で戻せないところへ薬の固定-5を入れることで支障のない「0」になるように調整すると考えたりするので自分はそれで頼っても「0」になるのならよいのではと甘んじてしまいます・・
    薬はほかの体中の物差しにも副作用などで正常だった「0」から外的要因として-5や場所によってはプラスにしてしまう力があり他のものさしにもちょっかい出すから嫌われるということでしょうか?
    しかも体の状態や食べ物、アルコールやカフェインなどの薬理作用のある物質と合わさると-5と予想される効果が-2になったり-10になったりとわずらわしさと危険も持ち合わせているからでしょうか・・
    使わないに越したことはないんだと思います・・危険因子も勿論減りますし・・外的要因にたよりすぎたり間違った使い方をすると依存が生じますので・・・
    正しく使う分には安全に辛さをとる重要でありがたい代物ではあると思います
    自分的には薬は・・代謝で臓器に負担をかけることと異物ということ意外はそんなに気にしてません・・思考が前向きなときには・・・ですが・・
    そういったマイナス面も十分試験で安全を考えて使われているわけですしむしろ薬で助かってる部分があるので・・寝れるって素晴らしい笑・・慣れって怖いですね・・最初睡眠薬出されたときは意識が奪われる?目覚めなかったらどうしよう・・異物だとか考えてたのに苦笑
    先生ショパンお好きなんですか?
    自分は昨日の夜バッハのバイオリンのガボット聞きました。
    夜はピアノの方がいいのかな・・興味なさ過ぎるクラシックを聞くと即行寝に入る私としては音楽は好きなものより知らないものを聞くほうが夜は良さそうですね笑
    最後に
    この前の記事で鋭い眼光を気にされていたようですが先生が怖い目をするときは大切なこと重要なことのときだけだと思います。
    普段は受け入れてくださる眼差しをしてくださっていると思います。
    またまた長文になってしまいました・・・短文能力を身に着けねば・・汗
    では失礼します。

  2. 匿名 より:

    以前の状態にそっくり戻れなくても、社会生活が自分で送れるようになること、だと考えます。

  3. 上甲 より:

    私の治るとは、薬を減ってきたこと、通院を2週間に一回か、
    一か月に一回になったことを、治って、きたと思います。
    早くそうなるように、願っています。
    それと就職ができることです。

  4. 匿名 より:

    あ マイ•シティホテル 東京医科歯科大学付属病院にスタバが❗️1度入ったら2度と生きてでられないような、恐ろし気な雰囲気の廃墟部分の工事がとうとう完了してビカビカに(笑)カフェテリアまで併設されたのですね。これでもう、病棟を抜け出してお隣のJ医院のスタバまで遠征しないでいいんですね(^。^)エヘヘ。

  5. 横浜院長 より:

    いちご大福さん、Anonymousさん、上甲さん
    書きこみありがとうございます。みなさんそれぞれに、治るイメージがおありですね。個別のことは個々の診察の際にお話ししたいと思います。ショパンは大好きですよ★

  6. 横浜院長 より:

    匿名さん
    今日も実は医科歯科で仕事していた柏です。
    マイ•シティホテル・・・(汗)
    はい、その「恐ろし気な雰囲気の廃墟部分」で長らく過ごしておりました。
    ようやく御茶ノ水橋からの眺めがよくなりましたよね。

  7. 匿名 より:

    そうか、あの廃屋の中にショッカーの秘密基地があったんですね(^▽^)!
    夜な夜な窓から見かけた、黒いシルクのマント姿の御仁、柏先生だったんでしょうか(笑)ヘンな動植物と掛け合わせて人造人間造ったり、ロボトミーしたり。。。ひぃ~!

  8. 伊藤佳子 より:

    ホロビッツの映像でのバラード初めて見ました神業ですね⭐️羽生ゆずるがフリーでバラードを踊ったけど感情をうまく表現できるゆずるくんなのでホロビッツで踊って欲しかったな病気が治るってもう20年も経つと完璧に諦めていますただ薬が効いていてくれ〜それで強く無ければ良いのだって感じですこの強くなるのだけは勘弁してほしいです強くなって効く薬が無くなったらどうかオーバードーズして3日ほっといて死なせてほしいですσ(^_^;)医者泣かせの発言ですが本当のところですごめんなさい

  9. 横浜院長 より:

    匿名さん
    はっはっは。廃屋(^_^;ではマウス、ラットの実験をずっとやっておりました。
    かつて「ネズミの精神科医」の異名をとった柏先生であります。ハイ。
    伊藤さん
    くすりは必要ですが、「治る」レベルは到達可能ですよ。
    しっかり治療していきましょうね。

  10. 匿名 より:

    院長先生がジョークに笑って下さって救われました(;^_^A
    院長先生の研究を揶揄するようなショッカーネタなど書いてしまいまして、心からお詫びいたしますm(__)m
    しかし取り壊し前、医科歯科大のあの一角は本当にオトロシイ雰囲気でした ´д` ;