こころの健康アラカルト

合否で子の価値を図らない

受験を迎える子の保護者の心得とは?
志望校は、自分ではなかなか決められない子も多いものです。でもそこで親が決めてしまうのはNG。
万が一、失敗した場合“失敗してしまった”“親の期待に応えられなかった”という二重の傷を負うことになります。また、合格できたとしても、環境が自分に合わなかった場合“親が行けと言った”と親のせいにしたり、心のバランスが崩れて適応障害が発症してしまう場合もあります。大事なのは志望校は自分で決めさせること。そして失敗した場合は、安易に慰めずそっとしておくこと。
本人の価値が下がるわけではないことを示すのも大切ですね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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