こころの健康アラカルト

政府の自殺対策、その効果のほどは?

3月は自殺対策強化月間でした。政府の肝いりで、うつの兆候である睡眠不足の自覚を促すキャンペーンとして「お父さん、眠れてる?」のチラシや政府広報がTVやラジオで流れました。このキャンペーンで自殺を思いとどまった人がいたかどうかは不明です。
自殺に走るのは何がきっかけでしょうか。3月に多い原因のひとつには、経済的な要因が考えられます。この時期は会社の決算期ということもあり、商工業者の方の確定申告の時期でもあります。経済的に行き詰った人が、心の病を発症してしまうことは不思議ではありません。
12年連続で年3万人以上の自殺者を出しているのは、先進国では日本だけです。この現状は、自殺予防の最前線にいる医療機関への公的な支援不足も一因と思われます。
政府の啓発活動もいいですが、大切なのは早期に個別に対応することです。まずは専門医にご相談下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

コメント