こころの健康アラカルト

慢性疲労症候群

風邪などで体調を崩した後、快復したはずなのに、頭がぼんやりする、だるくて憂鬱、息切れなどの疲労感や倦怠感が続く場合、慢性疲労症候群の可能性があります。症状は広範囲にわたり、持続性があるのが特徴です。
疲労感、倦怠感に加えて、次のような病気(症状)が隠れている場合があります。 うつ病(味覚障害や気分の落ち込み)、仮面うつ病(頭痛、肩こり、めまい)、不安障害(強い不安感・緊張、動悸)、双極性障害、更年期障害、甲状腺機能低下症など。
まずは内科で体の状態を調べましょう。異常がない場合は、早めに精神科・心療内科を受診することをおすすめします。患者さんの症状・程度に応じた投薬や精神療法など適切な治療を受けられます。繰り返したり長引くこともあるので、注意が必要です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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