こころの健康アラカルト

「昼夜逆転」「睡眠リズムが不規則」

睡眠障害の一つである「概日リズム睡眠障害」について2回にわたりお話しします。
概日リズム睡眠障害とは、睡眠の周期がずれ、日常生活に困難をきたす睡眠障害です。 夜寝て、昼起きるという生活リズムは、社会的・環境的因子が大きいと思われます。つまり、環境によって睡眠のリズムは変わりやすいのです。例えば、一人暮らしの学生は睡眠周期のリズムがくずれがちです。卒業してもくずれた状態から戻らず、就職や社会適用が難しいという人もいます。
概日リズム睡眠障害にはどのようなタイプがあるのでしょうか。 「睡眠相後退症候群」は、簡単にいうと夜更かしをして朝寝坊する状態です。ひどくなると、明け方眠って昼に起きるという昼夜逆転に。「睡眠相前進症候群」は、夕方から眠くなり、早朝目が覚めてしまいます。これらが進むと、睡眠と覚醒が昼夜を問わず不規則になります。
改善するには、周囲の環境に同調させるための環境調整や光照射療法を行います。集団生活で治る場合もあり、入院もその一つです。治療についてなど気になる場合は相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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