こころの健康アラカルト

思春期に多い「醜形恐怖症」とは?

思春期に多いといわれる「醜形恐怖症」についてお話ししましょう。
醜形恐怖症とは、顔や体の特定部分が必要以上に醜いと感じる精神疾患です。よくあるのは人中(鼻と口との間にある縦の溝)です。実際はほとんどの人が少し左右均等ではない部分なのですが、多くの人が気にしない程度のものが異常に気になります。
日常生活に支障はあるのでしょうか。 自分が醜いから見られているのではないかと思い込んで、人前に出るのを避けるようになります。特に長時間同じ場所にいて、みんなでグループワークなどをしているときに、「注目を浴びている」「みんなに不快感を与えているのでは」という考えにとらわれて苦しくなり、その場にいられなくなるというケースもあります。ひどくなると、外出ができなくなる人も少なくありません。そのほか、テープなどを使って自分で矯正を試みる場合も見られます。
治療法は、薬物療法、認知行動療法、行動療法、カウンセリングなどを行います。妄想的なものや不安が背景になっている神経症など病気の種類や程度、治療時期によって対応の仕方が異なります。まずは家族が気付いて、早めに相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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