看護師便り

梅干しパワー

皆さん、こんにちは。
看護師のIです。
そろそろ梅雨の季節ですね。
古来中国では、梅の実の熟すころの長雨のことを「梅雨」と呼び、日本に「ばいう」という言葉で入ってきた、という説があります。
梅酒や梅干し作りの名人の方は腕が鳴るころですね。
その梅干しですが、案外古くから食べられていて、奈良時代に中国から伝わり、庶民の食卓に上るようになったのは江戸時代のことです。
以来「梅干し」の持つ効能は様々に知られています。
まず「殺菌効果」。
梅干しというと多くの方が思い浮かべる「日の丸弁当」は、梅干しの殺菌作用でご飯の腐敗を防ぐので理にかなっているといえます。
実験でも黄色ブドウ球菌やO-157に対し、その増殖を防ぐことがわかっています。
次に「生活習慣病に対する効果」。
梅干しには、脂肪を燃焼する効果、食後の血糖値の上昇を抑える効果、血圧の上昇を抑制する効果、などの生活習慣病を予防する効果があります。
また「疲労回復効果」。
梅干しに含まれるクエン酸が乳酸の生成を抑制するので、疲労回復に役立ちます。
ここまでブログを読んでくださった方は、そろそろ唾液がたくさん出てきたことと思います。梅干しを思い出しただけで唾液が分泌されるのは一種の条件反射ですが、唾液の中には消化酵素がたくさん含まれており、消化を助け、胃腸の働きを良くします。
思い出すだけでも体の働きを助けてくれる「梅干し」。
上手に食事にとりいれて、梅雨のじめじめした時期を乗り切りましょう。

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