横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.022 全般性不安障害

横浜院長の柏です。いつもの特撮ネタですみません。琉神マブヤー、新シリーズが始まりましたね!しかも今回はウチナーと同時放送!TOKYO MXやってくれます。B級特撮も見逃しませんよ!
さて、寄り道6回を経てようやく今日から不安障害の話に戻ります。こんな風にマイペースでやっていきますので、気長にお読み下さい。しばらく間があきましたので、ブログNo.010, No.012あたりを読み直していただけると理解が早いかと思います。
今日は全般性不安障害についてお話しします。中国の故事で、「杞憂」というのがありますね。広辞苑では、

きゆう【杞憂】

[列子(天瑞)](中国の杞の国の人が、天地が崩れて落ちるのを憂えたという故事に基づく)将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。杞人の憂え。取り越し苦労。「–であれば幸いだ」

となっていますね。巨大隕石が降ってくる可能性はゼロとは言えませんが、毎日それを心配して天を見上げていては生活が成り立ちませんね。もちろん、大地震への備えをすることは大切ですが、といって毎日シェルターに入っているわけにはいきません。全般性不安障害とは、このように本来そこまで心配しなくてもよいはずのことがいろいろ気になり、生活全般に支障を来たすようになる病気なのです。杞の国は紀元前445年滅亡とのことですから、この病気はそんなに昔からあったんですね。
広辞苑の説明にも「将来のことについて」とありますが、不安とは基本的にベクトルが将来、未来を向いています。この先一体どうなるのか、不安とは主にそちらに向かいます。うつが基本的に過去指向性(どうしてあんなことをしたんだろう・・・)であることと対照的ですね。われわれは普段、今日は昨日と同じように終わり、明日も明後日も今日と同じようにやってくる、ということを当たり前のこととして無意識に捉えています。全般性不安障害の方では、こうした当たり前の過去・現在と未来とが切り離されてしまいます。突然、落とし穴にはまってしまったような状態です。治療で大切なことは、こうした事実を踏まえ、未来ばかりでなく現在のこと、今目の前にあることに注意を向けていくようにすることです。
治療としてはSSRIや抗不安薬などにより病的な不安を和らげ、その間にしっかりと現在に視点を移せるよう援助していきます。不安が不安を呼ぶ悪循環を絶つための認知行動療法や、対人関係療法なども効果的です。当院では不安障害のための集団認知行動療法のグループも随時行っておりますので、ご希望の方は主治医にご相談下さいね。

コメント

  1. まねきねこ より:

    先生は、ご当地戦隊ものにまで詳しかったんですね~。侮れません。オタク極めてます。大震災の後、東北で元気になろうという復興プロジェクトのひとつで、東北のオリジナル戦隊を作った話をテレビで見たことがあります。先生はもう、ご存じだと思いますが。ニューヨークにいたころは、日米合作の戦隊ものがありまして、スーパーレンジャーとかいうものだったと思います。変身後は日本で撮影したらしいです。5人が全員違う人種だったのがアメリカらしくて面白かったです。ピンクと黄色が女性でした。青(?)が東洋人の男性でした。カンフーやるので、たぶん中国人だなあ。

  2. 横浜院長 より:

    まねきねこさん
    いつも特撮ネタにコメントありがとうございます。いえいえ、ご当地に詳しいわけではないのですが、ウチナー(沖縄)フリークなのでマブヤーははずせません。アメリカのはパワーレンジャーですね。サンディエゴにいた15年前に見ました。外人のあんちゃんたちが出てくるんだけど、戦闘シーンになるといきなり日本の街になる、というシュールさがたまりませんでした。しかし何と今も続いてるんですね。しかもゴーバスターズの「メガゾード」という言葉はそちらから逆輸入とか。いろいろ勉強になります(笑)。