横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.036 メタボ

横浜院長の柏です。今年の冬はとりわけ寒いですね。この時期は体調も気分も調子を崩しやすい時期かと思います。皆様もお気をつけ下さい。私自身も、一昨年のこの時期に入院して皆様にご迷惑をおかけしたこともあり注意していたのですが、たまたま1月に受けた健康診断でいろいろ指摘されてしまい、それから大節制を行っているところです。
血糖値高値、尿糖(++)、拡張期高血圧、コレステロール高値、肝機能障害と見事なメタボリックシンドロームです(汗)。過去の検査値を見直してみると、以前からじわじわと血糖値など上がってきており・・・むむむ紺屋の白袴、医者の不養生とはこのことでした。もっと早く生活習慣を改善するべきでしたが、皆さんにいつも手遅れなどない、と話している手前、ここから最善を尽くすのが医師たる本分でしょう。医学書、学会HPなどで情報を集め、本気で生活習慣の改革に着手しました。基本は食事と運動です。
ご存じのように、クリニックの精神科医は究極(!)の座り仕事です。下手すると6時間以上座りっぱなしということもあります。元々の運動嫌いもあり、休日も家でゴロゴロ。とにかく運動しないとだめだ!と思い立ち、歩くことにしました。休日は近所をまずは早足で30分ほど。仕事の日も、朝と昼休みにできる限り横浜駅界隈を歩きます。
次は食事です。私の場合間食が敗因なのはわかっていました。診察室の横の箱にはいつもおやつが入っています。診察終了後に書類を書きながらぼりぼりいただき、帰って遅い夕食を食べる習慣がいかんです。おやつは封印、診察も時間には終わらせ(これが難しい)、残業をやめて早く帰り、夕食を少しでも早くとること。夜は体は休む方向へ向かいますので、夕食は遅く取れば取るほど蓄積方向に働きます。さらには、糖尿病リスクを考え糖質制限として主食を半分にしました。やりだすと完全主義(これがよくないといつも患者さんには言ってるんですけど)の血が騒ぎます。血糖値測定器をネットで購入し空腹時と食後の血糖値を測定し食事内容との関係を見ます。血圧も、眠っていた自動血圧計を引っ張り出して朝夕測定します。食事内容、体重、歩数含め、結果はすべてiPhoneアプリ・スマートe-SMBG(無料だが超優れものです!)で管理。
さて2週間経って2年ぶりに訪ねたかかりつけ医での検査では、血糖値、コレステロール、肝機能とも正常値。直前2ヶ月の血糖値を反映するHbA1cも正常上限と努力は実を結んでおります。でもまだ朝の血圧は高めなので油断は出来ません。今日はかかりつけ医のところで管理栄養士の先生による栄養指導も夫婦で受けてきました。私も間もなく某歳の大台に乗ることもあり、これを人生の転機ととらえて方向転換していくことにします。通院中の皆さんのためにも、私が元気でいることは大切ですからね☆
病気になるということはつらいことではありますが、別の角度から見ると人生を見直すチャンスでもあります。私のメタボもそうですが、心療内科の病気でも、生活の何らかの無理が病気の形をとって現れた、と考えられます。これをよい機会として立ち止まり人生を見つめ直すこと、今後のよりよい人生のための糧とすることができれば、病気になったことは決して意味のないことではありません。あの時うつになり立ち止まれてよかった、そう思われる方は私の出会った方々の中でも決して少なくはないのです。

コメント

  1. まねきねこ より:

    マスクを見て、変身忍者嵐を思い浮かべるまねきねこです。今年の寒さはひとしお。私もなんだか太りやすくて痩せにくいスイッチが入ってしまったようです。実際、ちょっと食いみたいなことをつい、していまいますが。それも寒さのせいのような。特保の血糖値をコントロールするお茶などは効果があるのでしょうかね?一応、買って飲んでみたのですが。体重は100グラムづつじりじり増える傾向に。まるで株価か円安か。アベノミクスがこんなところにも?一応、運動もしてるんですが、足りないのかもしれません。以前ダイエットした時は、足にダンベルを括り付けて家の周りを歩きました。20分くらいでも、とても効果がありました。またやればいいのですが、引っ越したので、今の慣れない土地でダンベルつけて歩くのは抵抗ありますね~。
     糖質制限ダイエット、10年以上前にやったことがあります。面白いほど、どんどん結果が出ました。しかし、今挑戦すると、イライラしてダメです。栄養士さんに相談したら、コメの成分の中にセロトニンを生成する成分が含まれるため、メンタルの病気を持っている人には、あまり勧められないそうです。そこで、発芽玄米をよく噛んで食べることにしました。食事の最初に野菜を食べるとか、血糖値が緩やかに上がる食品を食事に多く取り入れるとか、栄養学の話に最近、興味があります。

  2. 横浜院長 より:

    こんにちは。特保のお茶、蕃爽麗茶ですね。私もネットでまとめ買いして毎食時のんでますよ。良さそうですが、今度血糖値への実際の効果を測定器でコントロールスタディしてみます。
    糖質制限でのイライラ、ですが、どうも糖質は依存性がありそうですよね。糖質離脱の苦しみではないでしょうか。私も最初はきつかったですが、1週間もするとそれほどお菓子をほしいとも思わなくなったので、しばらく頑張れば乗り越えられる性質のものではないかと思います。
    コメの成分はよくわかりませんが、セロトニンはトリプトファン、ついでにドーパミン、ノルアドレナリンはチロシンとどちらもアミノ酸から作られますので、アミノ酸のもとであるタンパク質をしっかりとっていれば大丈夫と思います。だからうつ病の人は肉を食え、というのは極端だと思いますが。

  3. mos-mos より:

    いつも更新を楽しみに拝見していますが…
    当然ですが先生も「人間」なんですね(笑)
    …そしてこれまた当たり前ですが、天下の柏先生にも「主治医の先生」がいるのかぁー…と(失礼を承知で申し上げますが)微笑ましく、「手遅れはない!」と言い聞かせながら努力されている様子を想像すると、(これまた不適切な表現かと思いますが)何ともかわいらしい…。
    ハードスケジュールな上に遅くまで診療をしていだいている先生には特にご都合等あるかもしれませんが、普段、車を使ってしまう所を公共交通機関を使って、出来ればエスカレーター→階段利用とか、座らずにつり革にうなだれるだけでも、多少は違うようですよ。私も通院時はなるべくエレベーターではなく階段を使うようにしてクリニックは2階ですしね。)
    ただ暗いのとあまり利用者が少ないの清掃作業をされている 方を驚かせてしまうこともありますが。
    検査値はともかく、私は多少「ぽっちゃり」な先生に会うとあんしんしますけどね。個人のキャラクター等もあると思いますが、少なくとも柏先生はそう思いますが、いかがですか?
    ※ちなみにまたしてもなんだか深夜になってしまいましたが、今日はちょっと興奮ぎみなので寝付けないだけで、基本的には普段はちゃんと眠れています。
    また診察の時にご報告させていただきます。

  4. 横浜院長 より:

    mos-mosさま
    コメントありがとうございます。
    そうなんですよね、車が諸悪の根源とはわかってはいるのですが・・・。一度乗ってしまうと手放せない魔力がありますよね。朝はともかく、帰りにさっと帰れるのは大きな魅力なのです。
    日本での糖尿病患者数、車の台数の経時変化グラフを見るとぴったり重なっているという恐ろしいデータもあり、とにかく歩かなきゃ!です。今日も昼休みに4千歩歩きましたよ。