横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.167 ミノフスキー粒子

hitorigoto-167a.jpg横浜院長の柏です。雪で大混乱ですが、皆さん無事に過ごされましたか。さて、タイトルを見てピンと来た方は例によって私のお友達です(^_^)。ミノフスキー粒子の話は以前から妄想しており、すでに書いたような気がしていたのですが・・・どうやら書いていなかったようなので(ですよね?さすがに167回になると、何を書いて何を書いてないのかちょっと怪しくなってきてます)、ここで満を持してご紹介します。
ミノフスキー粒子とは、かのガンダムの物語のカギを握る空想上の物質です。皆さん、なんでガンダムは宇宙空間でチャンバラをしていると思いますか。長篠の戦い以降、戦闘は飛び道具を使うのが当たり前ですね。普通ならスターウォーズみたいに、母艦の大砲が炸裂するか、XウイングとTIEファイターのように戦闘機同士の打ち合いになりますよね。しかし宇宙での打ち合いなど3次元での戦いには、相手をレーダーで捕捉しロックオンしないとそうそう当たるものではありません。そこでミノフスキー粒子です。これは電磁波を遮断する効果を持っており、レーダーや通信を無力化します。この粒子の発見により、戦闘機や母艦での戦闘はできなくなり、ガンダムやザクなどモビルスーツによる白兵戦が余儀なくされたわけです。素晴らしい構想ですよね。富野喜幸によるガンダムの小説で高校(大学かな?)時代に読み、うーんとうなった記憶があります。この本は難解ですが、SFとしては一級品ですよ。
前回もお話しましたが、インターネットはいまや生活必需品、そしてコミュニケーションの基本ツールとなっています。先日成人の日の朝のテレビで、20歳の若者が恋人が欲しくない理由ランキング、というのをやっていましたが、その第1位が男女ともに「面倒だから」でした。その「面倒」の中身も、その子の元カノが誰でどうして別れて・・・とかSNSなどで全部わかっちゃって、友達もみんなそれを知っている・・・だから面倒・・・とのこと。いやなんとホンマにめんどくさいこと・・・今の若い方は大変ですね。人類は、言葉の発明以来のコミュニケーション革命に遭遇しているのかも知れません。我々は、そうした過渡期の混乱期にあるのでしょうか。自他の境界線(バウンダリー)の変更・・・自我のあり方自体が変化しているのか?精神科医としていろいろ考えさせられるところです。
さて、空想科学の世界に入りましょう。そこでミノフスキー粒子ですよ。ミノフスキー粒子を発生、拡散させることができれば、電話もメールもLINEもネットも使えなくなります。いろいろ不便になりますが(というか、経済も政治も壊滅的になるか・・・)、人と人との直接のコミュニケーションに立ち戻らざるを得なくなるでしょう。・・・私の所に来られている患者さんは、なぜか小説を書かれる方が多い(少なくとも4人はいますよね)のですが、どなたかネタにしてみませんか?・・・なんてね(^^)。
いや、そんなことをしなくても人間はネットを上手に使いつつ、肌身のコミュニケーションと両立できるようになるのでしょうか。それとも、それができた人、このコミュニケーション革命を乗り越えた人が「ニュータイプ」として生き残っていくことになるのか・・・。
普段今どきの歌は聴かないので、紅白は知らない曲のオンパレード。三代目なんちゃらもゲスのなんちゃらも知らん曲です。そんな中、おおこれいいじゃん、と唯一私の感性に響いたのがこれです。


MISIA、オルフェンズの涙。ええ曲やん!と思ったら新作ガンダムの曲でした(^o^)ヤッパリネー。
ガンダムはZZから後は知らないのですが、久々に見てみたくなりましたね。
ではまた。

コメント