横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.365 【臨時増刊】ワクチン優先接種について

横浜院長の柏です。七夕の夜ですが、梅雨時ですんでやはり曇り空。この際、七夕を11月3日(晴れの特異日)あたりに動かしちゃえばいいのにね。さて、No.364をアップしたばかりですが、今日は臨時増刊号、ごうが〜い、号外でございます。


新型コロナウイルスのワクチン、現在横浜市でも64歳以下の方での優先接種が始まっております。当院通院中の方とも関係する話になりますので、少しでも早く、と号外にしてお伝えする次第です。
優先接種者の中にある「基礎疾患を有する方」の中に、精神科疾患も入ってきます。具体的には、厚労省HPを見ますと
重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)
とあります。当院通院中の方ですと、障害者手帳をお持ちか、自立支援医療を受けてらして、受給者証の表紙、「重度かつ継続」の欄に「該当」とある方が対象となります。自立支援の方がちょっとややこしいのですが、ICD分類でF0〜F3(認知症など、薬物関連、統合失調症関連、気分障害)は無条件で入り、F4〜F9(不安障害、摂食障害、睡眠障害、パーソナリティ障害、発達障害など)の場合、重度かつ継続と診断書でなっていれば該当します。後者の場合も、多くの方は該当すると思われますので受給者証をご確認ください。
厚労省によると、このことを証明するのにとくに証明書などはいらないようです。予診票に、該当する旨書けばそれでよいです。しかし、当日確認を求められる可能性はあると思われますので、接種当日は障害者手帳か受給者証を会場へお持ちください。
皆さんが一日でも早くワクチンを受けられ、感染リスクを下げることができることを心から願っています。ワクチンがご不安な方は、3回前のブログこびナビをご覧いただければと存じます。基本的に、精神科・心療内科領域の病気や投薬に関してはファイザー、モデルナワクチン接種の妨げになることはありませんので、安心して受けてください。ご心配であればお尋ねくださいね。
ところで、忘れられた過去の人、田中康夫くんが今更ながらに横浜市長選に立候補したようです。田中くんはHPVワクチン反対論者ですんで、はっきり言って公衆衛生の敵です。こんな人が市長になった日には、コロナワクチン接種が日本一遅れること請け合いです。皆さん間違っても投票しちゃだめだよ。
今日の一曲は、前々回に続いてピアノ初心者にはおなじみ、ソナチネアルバムのこれがたしか1番だったと思うんだけど、クーラウのピアノ・ソナタハ長調作品20です。聴いていると手が勝手に動きますねぇ。ラン・ランのピアノでどうぞ。ところで、今回のような緊急のお知らせは、基本的にTwitter(@psydrk)の方が早いです。フォローよろしくお願いしますです〜。ではまた。

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