こころの健康アラカルト

携帯メールに依存しすぎていませんか

子どもから年配の方まで携帯電話を持つ時代。待ち合わせに遅れそうになった時、連絡が取れたり、相手が電話に出られないときでもメールで用件を伝えられるので、とても便利ですよね。
しかし、全てにすぐ返信しなければいけないと感じていたり、相手から返信がないと落ち着かなかったり、不機嫌になってしまうことはありませんか。例えば、仕事中で相手が返信できないと分かっていても、返信がないと怒りだしてしまう人もいるそうです。また、返信がないと自分が嫌われている、不愉快に思われているのではと、悩んだり自分を責めてしまったり、寝る時もメールが気になり、携帯を枕元に置いていて、睡眠不足になってしまう人もいます。
携帯電話に慣れていない高校生の頃には、多く見られますが、だんだん落ち着いてきます。しかし、いつまでも携帯に過剰に反応したり、物事の優先順位をつけられず、併せて息苦しい、腹痛、寝付きが悪い、ふらつきなど他の症状がみられる場合、うつ病や不安障害など心の病気が関係していることがあります。
日常生活に支障をきたす場合もあるので、もしかしたらと思う方は、専門科に相談してはいかがでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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