こころの健康アラカルト

夢と現実のギャップで陥りやすい5月病

5月の連休が明けたこの時期。気になる5月病についてお話しましょう。
5月病というのは正式な病名ではないですが、一般用語になるほど多く見られる現象です。5月病は高校から大学に進学した時や、学生から社会人になったときに起こりやすいもの。”社会で役立つことができる”と希望や夢を持って進学したものの、実際は役に立ちそうもない勉強ばかり、味気ない日常生活だと、大半の人は現実とのギャップを感じます。そうすると、この道で正しかったのかと思い始め、やる気が出ず、倦怠感やだるさを感じるようになります。これがいわゆる5月病です。
ひどくなると、頻繁に遅刻したり休みがちになったり、7月ごろには”3カ月目の危機”といって、転職や転校を考える人も出てきます。病院を受診してみると、小うつ病や適応障害と診断されることも。特に何の病気にもかかっていなければ、また気力が持てて人間関係を構築できますが、心の病にかかっている場合は”自分はダメな人間だ”と思い、気力を持ち直すことができません。
落胆するだけでなく、食欲がない、頭痛、めまい、ふらつきなど体に症状が現れたら何かしら病が潜んでいると考えてよいでしょう。
5月に入って2週間ほどたっても毎日つまらないと思う気持ちが増しているようなら心療内科に相談してみたほうがよいです。 今後の人生に大きく影響してくるので、早めの対応が大切です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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