こころの健康アラカルト

その”不安”、原因はありますか?

ストレスを抱えて生きる現代人に多いといわれる「不安障害」について3回に分けてお話しします。
不安障害は症状によって細分化されますが、原因がないのに不安が募る、いろいろなことが心配になる、といった症状が現れはじめたら”全般性不安障害”の可能性があります。
初期の特徴的な症状は、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などの自律神経系の症状です。子どもの帰宅がいつもよりちょっと遅いだけで落ち着かない、救急車の音を聞くとうちの子では・・・と不安になり家事が手に付かなくなる、といった極端な不安感も現れます。男性に比べて女性のほうが発症しやすい傾向にあり、中でも20代前後の若い女性に多いといわれています。
進行すると次第に疲労感、倦怠感が出てきます。両親や夫など信頼できる人が一緒でないと外出できなくなることもあります。
注意することは、症状が現れても、単なる心配性、いつもよりドキドキしているだけ、と特に気にせずそのままにしていることも。また、更年期障害と誤解している人も多いようです。初期症状に少しでも思い当たる項目があるなら、まずは専門医に相談を 。
この記事は、こちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

コメント