横浜院長のひとりごと

横浜院長のひとりごと No.220 時間の流れ

hitorigoto-220.jpg仮面ライダークロノス、考えてみれば時間を止めるって最強ですねー。サイボーグ009の加速装置からカブトのクロックアップと高速戦闘はあったけど、時間止められちゃったら最後、こっちに勝ち目はないわけでして。先例はブレイドのスカラベアンデッドくらいでしょうか…相変わらずのオタッキー、横浜院長の柏です。あ、こいつは時間を司るポケモン、ディアルガでございます。
というわけで(^^;、今日は時間の流れについて書いてみましょう。みなさんも、一日があっという間に過ぎる時と、とてつもなく長く感じる日があると思います。また、子どもの頃は一年が長かったのが、最近ではあっという間に一年経ってしまう、という経験もおありでしょう。物理学では、一秒という単位をセシウム原子のなんちゃらで厳密に定義するわけですが、最近では物理学者でさえ時間は存在せず、幻想である、と言ったりする(記事参照)くらい、なかなか時間というものは曲者のようです。誰でも感じるこの時間感覚の変化ですが、病気においてはとくにそれが強くなる場合が見られます。つらい時間ほど長く感じるものですが、うつ病の方でうつ状態が強い時は、次の外来までの一週間がとてつもなく長く感じるという方もいらっしゃいます。逆に双極性障害の躁状態だと、時間の経つのを忘れ、寝るのも忘れて動き回る方もあります。同じ一時間でも、状態によって一秒にも一年にも感じられる。うつ病、双極性障害では一般よりもはるかに極端に感じられるようです。
次に、時間のことで最近注目されているのはADHDの場合です。ADHDの方の場合、「待てない」「計画的に行動できない」といった問題が多くの場合あり、一般的にはこれらは注意力や衝動性の問題として説明されますが、別の見方として「時間感覚の問題」も注目されてきています。たしかに、彼らは「今を生きている」ように見えることが多いですね。過去〜現在〜未来と流れる、この感覚自体が違うとすると、いろいろと彼らの困りごとも説明できるように思います。
過去がつらいとうつの方向に、未来がつらいと不安の方向に、しかし、あまりに現在に留まりすぎてもうまくいかない…人はとかくしんどくできていますが、まあ朝には今日一日を少しでもいい日にしようと思い、夜にはどんな小さなことでも、今日あった何かいいことを思い出す。日々是好日、これの積み重ねですよ。
そういえばかつてNo.019(ずいぶん前だ)で時薬について書きました。どんなにつらいことでも、時間はそれを癒やし溶かしてくれます。うつの時はそれがとてつもなく長く感じるけれど、抜けてみると実はそうでもない、と気づくもののようです。時間を味方につけましょう。
今日の一曲、流れに乗ってこのコーナーもエグゼイドから。2週連続の仮面ライダーものですみません(^^; エグゼイド、サントラはまだ発売されていないのですが、私のお気に入りのBGM(飛彩先生が悩むシーンでかかるのが印象的)をomiさんがピアノで弾いてくださっている動画をご紹介。いい曲でしょ?


では、See you Next game?

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