こころの健康アラカルト

体の痛みは「こころ」の病気も原因に

外科や内科では異常なし、でも体の痛みが取りきれないという方はいらっしゃいませんか。
こういう季節の変わり目はなんとなく体の不調を感じがち。例えば痛みもその一つです。鎮痛剤でも治まらない。原因も特に思いつかない。MRIや血液検査をしてみても異常がないのにやっぱり痛みが感じられる。こんな時は「こころ」の病気を疑ってみることも必要です。
例えば、手足、関節、腰、肩、頭など部位を問わず痛みを感じる場合は、疼痛性障害等が考えられますし、痛みと共に気分の落ち込みなどを感じるときは、うつ病性の疼痛等も疑われます。会社で嫌な上司が右隣に座っていて右肩や右腕が痛くなる等がもしあれば、身体表現性障害等が隠れているケースもありますし、統合失調症が原因となって起きる痛みもあります。
このように痛みの原因となる病気は様々で、それぞれ対処法も違ってきます。原因不明の痛みがもし良く続くようなら、我慢しないで専門医にご相談下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

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